2011年 06月 30日
今朝はデモンストレーションからスタート!ロニーさんのデザインスケッチをもとに研究所の 吹きガラスの先生、ショーンさんが制作していきます。 Today, we start the workshop with the demonstration. Rony-san design and sean-san who is blowing class teacher make it. イメージはロニーさんが以前イタリアのムラーノ島にあるガラスの会社Barovier & Tosoの ためにデザインした作品。Barovier & Tosoは13世紀から続くひじょ〜に由緒ある会社だそうです。 These pictures are the works which Rony-san designed for very old and traditional company in Venice, Italy. そしてタイトルはなんとOKINAWA。インスピレーションは、一昨日本郷先生と沖縄料理を食べに 行って触れた沖縄文化のようです!食は文化の根本ですね!デザインのインスピレーションは 様々な所に隠れていると講義でも話していたロニーさん、まさにその見本ですね。 And he made this drawing, title is OKINAWA. He went to Okinawa food restaurant, the day before yesterday, and got the inspiration from the Okinawa culture. He told in the lecture, "Many hint for design are hiding in everywhere". 結構大きくなりそう!? Will it be big work? コールド担当の助手さんも手伝ってくれています!!ホットワークもこなせちゃうんです! 何をしているかと言うと・・・ He is cold-shop T.A. but can do hot work well, and helps a lot! 色のガラスを透明のガラス玉にくっつけていっています。 こちらは2つ目の作品。白い色ガラスを外側に被せたガラス玉に更に色ガラスをくっつけていきます。 Adding colore glass to the white sphere of glass. そして一番大きな木型に吹き込みます!! and blow into the biggest wooden mold. 色の配置場所や形の調整を伝えるロニーさん。たくさんの工房や工場で職人さんと仕事をして きているためか、とても的確。ガラスの温度の状態や扱いにも詳しいです。 ガラスをゆっくりと冷ます徐冷炉から出てくるのは明日。そこにどんなカット (削って模様等を彫る)を施すのか。出来上がりは後日お伝えします、楽しみです!! Tomorrow, we can take this piece out from the annealing oven. It's very exciting to see what kind of cutting that he will add it. 午後からは学生の制作。みんな少しづつ慣れてきた様子です。型に吹き込む作業も初めよりスムーズ! Afternoon, students continue thier works. 各ベンチ(吹きガラスの作業台)のチームワークにもリズムが出てきた感じです。その調子、その調子。 and nice team work! 素地(カットを施す前のガラス)が出来た学生はコールドショップ(ガラス研磨の作業場)で 制作です。こちらは平らな面を削って磨ける平盤です。どんな作品が仕上がってくるのか、 乞うご期待!(T) here is cold-shop, students are cutting, grinding and polishing the pieces. It'll be nice works, so maybe I can introduce some finish work later. Please check it! #
by toyamaglass
| 2011-06-30 20:20
| ワークショップ
2011年 06月 29日
梅雨なのに、富山なのに!今日はとってもいい天気!! なんとも気持ちが良いです! さてさて、ワークショップ3日目、午前中は約1時間のスライドレクチャー。 その内容はというと、題して「Spilit of Form」。 ロニーさんが、デザインをする上で大切に考えている、精神や信念について様々なデザイナーや アーティストを例に挙げながら、お話して下さいました。 そのうちのひとりが、イサム・ノグチ氏。 「時間を超越する優れた美しいデザインはアートになる」その言葉に学生も頷いていました。 また、優美な裸婦や女性像で知られるフランスの彫刻家、Aristide Maillolの考えや、 Robert Wilsonというアメリカの前衛的な演出家のインスピレーションの源まで... レクチャーの内容は多岐に渡りました。 とても興味深い内容だけども、これが、なかなか、難しい... 好き嫌いという判断基準ではない、良いデザインの定義とは? 美しい形と、そうでない形。その差って? う〜ん!?!? まだまだロニーさんに聞きたいことが山程!! ワークショップが終わってしまう前に聞かなくっちゃ! さてさて、レクチャーの後は学生の制作ターイム!!の前に。 昨日作った作品を徐冷炉から出します。 初めての木型への吹き込み、うまく行ったかな!? 作業2日目とあって、さすがにみんな手慣れて来た様子!! 型に吹き込んだ後、酸素トーチで部分的に焼いてそこだけ形を変えるという小技なんかも、 もあちらこちらで飛び出してます! そして早速、昨日作った作品の加工に取りかかっている学生も!! いいぞいいぞ!その調子〜!! そして明日はなんと、ロニーさんがデザインした形をショーン先生が制作するデモを見せてくれる のだそう!!今からワクワク!! みなさんもお楽しみに!!(K) #
by toyamaglass
| 2011-06-29 19:22
| ワークショップ
2011年 06月 28日
春のワークショップ2日目! 春のワークショップとはいうものの、季節はほぼ夏!! 暑さはまだまだ本格的ではないものの、日本海側特有の梅雨の湿気が!!! ・・・吹き場は蒸し風呂状態です。 そんな中,いよいよ学生達の作品制作も始まると、学生達の熱い熱い制作意欲にも火が付き、ますます熱いワークショップとなってきました。 普段は一緒に制作する事の無い、1年生・2年生・研究科の学生が一緒になって制作する光景はワークショップならでは。 ワークショップらしさを演出しています。 さっそく、ロニーさんがチェコから送ってきてくれた木型にガラスを吹き込んで、作品を制作していきます。 吹き場で作業しつつ,学生のみんなはロニーさんに作品のアイデアスケッチを見てもらい、アドバイスを受けながら作品のデザインを決めていきます。 制作初日から、やる気全開!! 今日から6日間、学生達は課題の作品を制作していきます。 まだまだ梅雨の明けていない富山ですが、梅雨空を吹き飛ばすくらいの楽しい楽しいワークショップになるはず!!! みんな、がんばれ!!! (w) #
by toyamaglass
| 2011-06-28 15:45
| ワークショップ
2011年 06月 27日
いよいよ今日から、みんなが待ちに待ったワークショップが始まりました! 今回は、ガラスデザイナー/アーティストとして、ヨーロッパを中心に世界各地で 活躍されている、ロニー・プレッスル氏をお招きして、一週間のワークショップを 行っていただきます。 こちらが、ロニーさん。渋いですね〜。大人の魅力が溢れています。 まずは、スライドレクチャーから。 こちらがロニーさんの作品。見た目の美しさだけでなく、手に持ちやすいという 機能性も兼ね備えたデザインになっています。 こちらの作品も美しいです。 こちらの作品は、一見普通にカットがほどこされているように見えますが、 実はこの作品、外側でなく、内側にカットがほどこされているんです! 内側にこれだけ均一のカットをするには、すっっっごい技術が必要なんです! ちなみに、ロニーさん自身はデザインだけをする事が多く、制作自体は職人さんに 頼む事がほとんどらしいです。 職人さん凄すぎます… ロニーさんは、独自の制作だけでなく、企業の商品のデザイン等も手がけています。 こちらもその一つ。 こちらは、ロニーさんが教えている学生さんの作品。 ロニーさんは、チェコのプラハアカデミーで教鞭もとられていて、 チェコの学生さん達の作品も多く見せて頂きました。 プラハアカデミーは、6年生で日本の大学と大学院を合わせた感じですね。 ここには、載せきれませんが、みんなレベルがめちゃくちゃ高い! 学生にはとても刺激になった事でしょう。 スライドレクチャーのあとは、SS先生による型吹きのデモ。 型吹きとは、木や金属で作った型にガラスを吹き込んで、成形する技法です。 今回のワークショップでは、木型を使って学生達に型吹きの技術習得と、 型で作ったシンプルな形に、どのようにデザインを加えていくか、というような 課題が出ています。 こんな感じで、熱いガラスを吹き込んでいきます。 簡単そうに見えるかもしれませんが、これがとても難しいんですよね〜 明日から、学生のみんなもやっていくんですが、うまく出来るかな〜… デモも終わり、夜はロニーさんのウェルカムパーティー! みんな腹ぺこだったのか、われ先にと、がっついてますね〜 ロニーさんが食べられないじゃん! ロニーさんの分もちゃんと残しといてね。 最後はなぜか卓球大会に。 ロニーさん、卓球めちゃくちゃうまいんです。 すごい人はなにをやらしてもうまいんですね〜 明日、みんな筋肉痛になってなきゃいいけど。 明日からは、本格的に作業に入っていきます。 どんな一週間になるのか楽しみです! みなさんもお楽しみに! (G) #
by toyamaglass
| 2011-06-27 18:51
| ワークショップ
2011年 06月 10日
今日はピーター・アイビー氏の特別講義です。 こちらがピーターさん。かっこいいです! 実は、ピーターさんは研究所のN先生の旦那さんでもあるので、 学生も教員も普段からよく会ってはいるのですが、スライドレクチャーを見るのは初めて。 今日はどんなお話しを聞けるのか、みんなワクワクしています。 まず、初めにスクリーンに映し出されたのは、グーグルアースの画像! ピーターさん、最近グーグルアースで知らない道を探すのにはまっているそうです。 映っているはアメリカにあるピーターさんの地元の画像です。 こちらがピーターさんの作品。 ピーターさんの作品はとてもうつくしくて、ずっと見ていたいと思ってしまいます。 こちらは、何年か前に制作された窓のシリーズ。 作品の紹介を一つ一つ丁寧に説明してくださいました。 作品の説明をされている時のピーターさんは、とても楽しそうで、 本当にピーターさん自身楽しんで制作されている事が伝わってきます。 こちらの作品は、ガラスの器にシャボン玉が入っている作品になります。 中のシャボン玉は、一週間位持つらしいです。 これが、本っっ当に綺麗なんです! 今、私が欲しいガラスの作品No.1です。 「器の写真を撮る時は、実際に使ってる様子を見せたほうがいいよ。」と、 おっしゃっておられたのですが、確かに。 こうして使っている写真をみると、この器を使いたい!って思いますね〜 写真の撮り方にも、ピーターさんのこだわりが感じられますね。 「実物よりも、写真で見られる事の方が多い。だから、写真は本当に大事ですよ。」 ピーターさん、本当に勉強になります! 群がってますね〜 今回、実際に作品を何点か持って来てくださって、 講義後実際に手に持って見る事が出来るということで、みんな大はしゃぎです! 私も見に行きたかったのですが、学生の勢いに負けて遠くから覗くので精一杯でした。 学生の質問にも丁寧に答えて頂き、みんなとっても満足そうでした。 こんなに近くに、こんなに素晴らしいガラス作家の方がいるって、富山って本当にいい所ですね〜 ピーターさん、本当にありがとうございました! (G) #
by toyamaglass
| 2011-06-10 08:29
| 特別講義
|
アバウト
カテゴリ
ホームページ English Blog
以前の記事
2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||