富山ガラス造形研究所の日々

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2010年 11月 24日

キタ——————!!!

津坂さん!!!

帰ってきたーーー!!!

昨年まで、研究所のキルン担当の助手だった津坂さんが、今度はなんと、
吹きガラスの先生として再び戻ってきてくれました!!!

造形科1年生の吹きガラスを担当している中神先生が先週から産休に入ったので、
今日から来年の3月まで教えに来てくれることになったのです。

津坂さんは富山で個人工房を持たれていて、大変いお忙しいにも関わらず
快く引き受けて下さいました。この場を借りて、本当にありがとうございます。

そして、今日が津坂先生による最初の授業日。
どんな授業になるのか楽しみにしていると、まずみんなを集めて

津坂さん:「前から言ってありましたが、今日は吹きガラスのテストしまーす!」
学生:「え〜〜っ!?」

学生のみんなはビックリ。そりゃそうですね、今初めて聞いたんですから。

テストの内容はというと、、、

1.無垢でタマゴ型をつくる。

2.2回巻きで吹いて球をつくる。

という基本的なもの。ただし使う道具はハシと紙リンのみ。途中で焼き直す回数も制限があります。
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津坂先生によるデモの後、テスト開始です。

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テストの最中は作業している学生以外はみんな見ているので、かなり緊張します。
ザ・プレッシャーです。

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か・な・り、見られています。

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もちろんガラスを巻き取る瞬間も見られています。

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気付いたら、所長さんまでもが、見ていました。

みんなは、人に見られながら吹きガラスをする、というのが初めてだったのもあり、
かなり緊張とプレッシャーを感じていました。

でも今回は、テストとはいっても採点するためではなく、津坂さんは途中からみんなを指導するにあたり、
その人に見合った技術的なアドバイスをするために、それぞれの学生が吹きガラスをどのくらい
できるのかを見ていたのでした。

それに、吹きガラスの工房の就職試験などは必ずといっていいほど実技審査があり、
その時はたっくさんの知らない人に囲まれて吹きガラスをしなければなりません。

確かに見られて緊張したけど、ちょっと視点を変えれば、試験で初めてその緊張やプレッシャー
を感じるより、1年生の今経験できて、ちょっとラッキーだと思いますよっ!(K)
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by toyamaglass | 2010-11-24 17:51 | 授業
2010年 11月 22日

開催中!

先週の土曜日から、ついに始まりました!!「宮崎靖子ガラス展」
その様子を写真でちょこっとご紹介しましょう。
「Yasuko Miyazaki glass exhibition」has just started last Saturday.
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ギャラリーの床一面に、ガラスのピースが並べられた、インスタレーション作品です。
その透き間を縫って、歩きながらじっくりと鑑賞すると・・・・・
ひとつひとつのガラスに、宮崎さんが富山で出会った人たちの顔が浮かんでいます。
On a gallery's floor,there are many blown pieces everywhere.You can walk around on the floor amongst the works
then,you'll find people's faces on every glass piece. Each face is of somebody that Yasuko met in Toyama.

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まだ見に行ってないよ〜という方は、ぜひ富山ガラス工房ギャラリーまでおでかけくださいね。
展覧会は11月28日、日曜日の午後5時までとなっております。(I)
If you haven't been there yet, please come and visit, you are always welcome!!
The exhibition is going to finish on 28th of November 5pm.
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by toyamaglass | 2010-11-22 15:49 | 日々
2010年 11月 22日

アートマーケット

おやおや、ガラスで出来た不思議な物が並んでいます。
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これは何だろう。恐竜かな?
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面白い模様の入ったペーパーウェイト、綺麗だなぁ。
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楽しい形のアクセサリーも。
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こっちはカラフルな器がいっぱい!

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実は先日ブログでもお伝えした、越中アートフェスタのアートマーケットなんです!
学生が自分の作品をフリーマッケットのような気軽な雰囲気の中で展示販売するというもの。
来場したお客さんから直接声が聞ける貴重な機会。学校の講評とはひと味違う意見が聞け、
新鮮なようす。

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PRタイムには、スライドを使って学校で制作している様子等を紹介しました。
トークは上手くなかったけど、写真から普段頑張って制作している様子が伝わってきました。

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こちらは富山大学芸術学部の学生。主に小さな絵画やイラストの力作が並んでいます。
研究所の学生作品とはまた違って魅力的な作品です。


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他にもシンプルな器やユニークな形のオブジェなど、発想豊かなガラス作品が並びます。
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時にはお客さんから作り方を聞かれたり、逆にアドバイスをもらったり。
賑やかで気軽な雰囲気の中、会話や笑い声も絶えません。来場の際は気軽にお声かけ下さい。

アートマーケットは残すところ後1日のみ。
23日(火/祝日)10:30〜17:30  富山県民会館1F ロビーにて。

同県民会館内、ギャラリースペースでは公募による美術展が同時開催中!
研究所の学生作品も多数入選/入賞しています。皆さん、是非是非お越し下さい。(T)
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by toyamaglass | 2010-11-22 15:42 | お知らせ・ニュース
2010年 11月 18日

クローズアップこのひと

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笑顔の素敵なこのひとは誰でしょう?
 
彼女のなまえは宮崎靖子(みやざき やすこ)さんです。
Her name is Yasuko Miyazaki.

ご存知の方もおられると思いますが、TIGAでは今年度よりアーティスト・
イン・レジデンス事業を始めました。これは6週間にわたり作家が滞在し、
制作を行うというもの。滞在の最後には展覧会も行います。

TIGA has just started the artist in residence program from this year.
The artist stays in Toyama and does their own work for 6 weeks and will have an
exhibition at the end of this project.


実は、今週の土曜日、11月20日から富山ガラス工房ギャラリーにて
『宮崎靖子ガラス展』が始まります。
ただいま展覧会に向けてもりもり制作中!!

She is going to have an exhibition from this Saturday, until 11/28. I'd like to introduce her works .

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今回テーマにしたのは、6週間の滞在制作の中で彼女がであった人たち、そして
その人たちとの交流です。であった人たちの顔写真を「フォトレジスト」という
機械を使いガラスに転写します。
This time her concept is 『Meet in Toyama』
She took a lot of pictures and transcriptions on the glass using a process
with photo resist.

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息を吹き込んで、風船のようなカタチにしていきます。
It's shape is like a ballon.
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展覧会には、ギャラリーの床一面に作品が並び、インスタレーション作品となります。
みなさん、ぜひぜひ見に来て下さいね〜!!!!(I)
The exhibition will be an installation with many glass pieces on the gallery floor.
Please come and visit the Toyama glass gallery!!!!!

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by toyamaglass | 2010-11-18 19:33
2010年 11月 17日

造形科1年生、ホットワーク講評。

今日は造形科1年生のホットワーク、2課題目の講評。

出された課題は、「飲むグラス、食べる器、生けるグラス」というもの。

飲み物や食べ物、植物を限定し、ガラスと組み合わせて制作したり、
限定したもののための器を制作します。

さぁて、どんな作品が展示されたのかというと・・・
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んんっ!?バナナ!!
ガラスで作ったバナナの皮に、バナナの実がはいっています。
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バナナの皮のステムがついたワイングラスまで!!!斬新!!
カップの中にはエスプレッソやココアのムースが。

そりゃ、みんなで試食しないわけにはいきません。講評、兼、試食会です。

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こちらは、ワイングラスの形を逆さにし、実際には台になる部分が飲み口として開いているグラス。
ストローまで作ってあります。下の鏡に映ると面白い!

みんなの力作が並びます。

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コンセプトを重視し制作する学生も多く、講評では先生のコメントだけでなく
同じ学生からも意見が意見が飛び交います。クラスメイトの意見や考えを聞くのって、
とても勉強になるし、お互い刺激しあっている感じがとてもいい雰囲気だなぁと感じています。

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この調子でみんな次の課題もモリモリ頑張って行きましょう!!(K)
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by toyamaglass | 2010-11-17 16:42 | 授業
2010年 11月 15日

会場見学

今日のトピックは、先日ブログでもお伝えしました卒業制作です。
造形科2年生・研究科2年生全員で、その展覧会の会場となる、富山市民プラザの
ギャラリーを見学に来ました。
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広くきれいな空間に本格的な照明があり、皆ワクワクしている様子。
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展示に適した場所を真剣に考え、互いに話し合います。
まだ完成していない作品をイメージしながらの作業はなかなか難しいです。
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ギャラリーの技術スタッフの方が各学生のプランを見ながら、1人づつ質問に答えてくれました。
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ご存知の方が多いと思いますが、研究所の学生は、この時期になると卒業制作(略して卒制)の
時期に入ります。(一般大学等の卒業論文にあたるものです)
2年間の集大成となる作品ですから、プレッシャーも大きく、悩んでなかなか手が進まない学生も。

作品を生み出すのは苦しい時もありますが、悩むのも時間があればこそ。
全力で取り組んだ経験は、後で貴重な財産に必ずなります。ファイト、2年生!!(T)
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by toyamaglass | 2010-11-15 14:26 | 日々
2010年 11月 13日

校外授業とデモ

先日窯入れが終わったキルンクラス1年生。今日は、まだ作品が窯から出てこない為、
富山市内にある国登録有形文化財の内山邸(豪農の館)に校外学習で来ました。
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今ちょうどこの場所で個展を開催されている漆作家の瀬尾 新(せお はじめ)さんが、
熱心に作品の話をして下さいました。瀬尾さんは彫りから漆塗りまでの工程を全て一人で
行い、欅や栗といった堅木のぬくもりを生かした造形と、幾重にも塗られた漆が美しい、
日常使いの刳物漆器(くりものしっき)を作られています。展示は11月19日(木)まで。
普段毎日ガラス漬けの学生達。異なる素材の世界に皆、興味しんしん。
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内山邸の建築意匠や、収蔵されている貴重な品々を夢中で見ています。
そうそう、良い物を見る事は本当に勉強になりますよね。
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葉も色づき、秋が深まる気配。庭の木々は雪囲いもされ、冬の準備も始まっていました。
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そして学校に戻り、渋谷先生のウォーターサンダーのデモ。
手持ちのディスクグラインダー(動力がエアー式)で、削る際の摩擦熱や粉塵を防ぐ
ため、水を出しながらガラスを削り、磨きます。石材などの水研磨に似たもので、
手で持って加工しにくい大きな作品や重たい作品の仕上げに威力を発揮します。

つまり1年生からそんな大きな作品を作る人がいるって事なんですね。
研究所の学生は皆パワフルです!

先生のディスクパッド(研ぎ刃)、すごい数と種類!
パッドの番手を細かくしていく事で、ガラスのツヤが増していきます。
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デモ用のガラスが無かったので、小さい作品をサンプルに、お手本の使い方。
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さすがは先生。ガラスがあっという間に鏡面に(ピカピカに)磨かれてしまいました。
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便利な反面、使い方を間違えると大きなケガに繋がる非常に危険な機械です。
皆、十分気をつけて使いましょう!プロになったら怪我は出来ませんよー(T)
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by toyamaglass | 2010-11-13 14:40 | 授業
2010年 11月 11日

北日本新聞社の取材

おや?今日は朝から、何だか緊張の面持ちの学生が数人。

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実は学生達が今度参加する「越中アートフェスタ」の事で、
北日本新聞社の方が取材に来られたのです。

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作品を前にして、インタビューを受けています。取材はほとんどの人が初めて。
普通でも自分の作品の説明をするのは難しいですが、皆きちんと受け答えしています。
さすが!!作ることへの熱い気持ちはプロの人にも負けません!
講評のときも、こんな調子でちゃんと説明出来ると良いですね!

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今年で5回目となるアートフェスタの期間中、公募展の他に、富山大学芸術学部と
富山ガラス造形研究所の学生が、自分たちが制作した作品を販売するアートマーケットが
開催されます。フリーマッケットのような気軽な雰囲気で、未来の作家のタマゴと
来場された方々とが、作品を通し交流出来る場になります。
力作が並ぶ、楽しい雰囲気になりますので、是非是非お越し下さい。

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美の祭典「越中アートフェスタ2010」

*公募展
11月20日(土)ー 24日(水)
9:00 - 18:00(土曜日10:00から、最終日17:00まで)
富山県民会館内 美術館、展示室、ギャラリー
入場無料

*アートマーケット
11月20日(土)12:30 - 17:30
11月21日(日)、11月23日(火・祝)10:30 - 17:30
富山県民会館1Fロビー
入場無料

<お問い合わせ>
越中アートフェスタ実行委員会事務局
(富山県文化振興課内)TEL : 076-444-3455


記事は今週土曜日の朝刊で取り上げられる予定。必見です!!(T)
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by toyamaglass | 2010-11-11 19:11 | お知らせ・ニュース
2010年 11月 08日

1年生キルンの授業

1年生はキルンのクラスで、キャスティングの課題に取り組んでいます。
キルンキャスティングは、耐火石膏等の型にガラスを詰め、電気炉(キルン)の中で
溶かして成形する技法です。*キャスティングは、鋳造の意。

一昨日の窯入れ日。通常5日ぐらい前までに型を取り、中の原型を除去し乾燥させた
状態が良いのですが・・・なんと、ほとんどの人が、まだ出来ていませんでした。

型を修復中の人や、
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中の水粘土原型を除去している人も。
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こちらはワックスで原型を作った人。熱い蒸気で石膏型からワックスを
溶かして除く脱ロウの作業中。窯入れは間に合うか、いかに???
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渋谷先生が各学生の型を最終チェックしています。
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前日までの徹夜作業で、疲労もピークの様子、ぐったり。「明日のジョー」みたい。
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疲れで頭が回らない中、窯のどこに誰の型を置くか等、皆で話し合い調整。
最後の踏ん張りどころです。
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慎重に各自、型をセットしていきます。型によっては置いてからガラスを詰めたり、
植木鉢を上に置き、そこから流し入れる物もあります。
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無事セッティングが終わり、予定時刻を1時間過ぎての17:00に焼成スタート。
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そして今日、キルンは880℃に到達しガラスが溶け、型にゆっくりと流れ込む予定です。
「型が割れていませんように」。皆、祈るような気持ちで中を確認します。
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制御盤のディスプレイが温度を表示しています。
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皆で、制御盤と窯の中を時々確認し、ガラスが溶けていくのを見守ります。
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窯の中はオレンジ色に赤熱しています。型の崩壊も無く、しっかりガラスも
溶けているようです。今回は一番厚みのある作品が15cmと、初めての
キャストとしてはかなり厚みがあり、大きさもあるため、ガラスの中側と外側を
なるべく均一の温度で下げていく、「徐冷」という工程に時間がかかります。

他の授業の課題が山のようにある中、皆必死に制作し窯入れに間に合いました。
うまく型通りに流れているか、10日後の窯だしを楽しみにしつつ、
学生達は休む間無く、既に別の課題に取り組み始めています。(T)
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by toyamaglass | 2010-11-08 12:24 | 授業
2010年 11月 06日

決意表明。

11月に入り、富山は早くも冬の気配をばしばし感じるようになってきました。

っということはです、そうです、卒制ムードも徐々に高まってきている、ということです。

卒業制作では大作に挑む学生もかなりいるので、この時期になると、

教室以外にも作業部屋が与えられ、普段よりも広いスペースを使うことが出来るようになります。

卒制部屋って感じです。


造形科2年生が使っている卒制部屋を覗いてみると…

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んん!? 書道!? しかも壁一面に貼ってある!! いつの間に!!

ひとつひとつ読んでみると…

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ガラス漬けって感じでいいですね〜

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そうそう、何事もね。なさねばならぬ、ですよね。

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これ、苦手な人いますからね〜。大事ですよね。

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うんっ。でも1番大事なのは楽しむこと。

せっかくこんなに長い期間集中してひとつの作品に打ち込めるんだから、

楽しくやらなきゃ損です、大損です!!

う〜ん、どれも力強い卒制への決意表明でした。

この気持ちを忘れず、みんなで最後まで頑張っていきましょーう!!!(K)
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by toyamaglass | 2010-11-06 15:46 | 日々