富山ガラス造形研究所の日々

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2009年 11月 30日

木下史青氏特別講義

東京国立博物館の展示デザイナー
木下史青氏の講義をうけました。
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会場は満員
作る側の聞く人が多いこの講義は展示する人のお話、興味ありますよね。

期待以上の講義。
展示のいろいろ、お話いただきました。
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沢山の人が関わる展示には打ち合せや、実際に見て共通認識がかかせません。
ライティングで影もいろいろ変わってくるんですね。
そして、今作った人がもうこの世の中にいない美術品。
保存にも大変な技術が必要です。
左側の写真は額の中に湿度をコントロールする装置が入っているとか。
ガラスの保存は湿度はそこまで気を使わないですからね。

ガラスの展示のお話では 支えをいかに目立たなくするか。
これはいつも学校でも問題になっています。
支えだけでなく、対震装置、湿度コントロール、照明
来場者に気づかれないように展示されています。さすが。

質問の時間もお話はとまりません。
「趣味はありますか」なんていう質問にはまたスライドを見せてくださり、
趣味の領域を越えた「骨」の趣味を交えながら、国によって博物館の展示の違いを
お話され、とても興味深いものでした。

展示する側の人のお話もっと聞きたい。という意見もたくさん聞きました。
またこんな機会が作れたらいいなと思っています。
木下さん、有り難うございました。
(O)
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by toyamaglass | 2009-11-30 10:39 | 特別講義
2009年 11月 20日

一斉に

今日はキャストの割り出し。
朝から一斉に始めます。

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木べらを使って丁寧に。
ガラスが欠けないように気をつけます。

どうやらみんな、そこそこちゃんと流れている様子。
いやー、よかったよかった。


一晩置いといたので、ガラスは完全に冷めてます。
すぐに加工へうつります。



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加工の打ち合わせ。

「ここは、ともずりだね。」
機械の入らないとこはもちろん手磨き。
修行だね。

講評会は一週間後!
妥協はダメよー。   (T)
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by toyamaglass | 2009-11-20 14:54 | 授業
2009年 11月 20日

マイケルシャイナー氏

名古屋芸術大学で教鞭をとられているシャイナー氏が
レクチャーをしてくれました。
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シャイナーさんは賢い!計算がすごい!というイメージがとても強かったのですが、
物作りに関してまずは手を動かすことが多いようです。
思い立ったら止まらない、寝ないことも多いそうです。
そしてそのスケール
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この作品も
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この大きさ。

もちろん大きな作品に関しては特にサンプルを作ったあとに
コンピューターなどで計算するそうです。
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計算しつくされた灯台。

子供の様な興味と大人の計算力と実行力のある
シャイナー氏は学生を虜にしていました。
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またゆっくり遊びに来て下さい(O)
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by toyamaglass | 2009-11-20 12:08 | 特別講義
2009年 11月 19日

キルン1 窯出し

コールドの授業と特別講義までの間の短い時間。
造形科1年生が、キルンの窯出しをしてました。

授業での窯出しは3回目。
もう手慣れたものです。



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キャストは重い!
こんなとき、メンズは役に立ちます。


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大漁、大漁。
あ、ちょいガラス多かったか?
はみ出てるのは削ればOK。

問題はガラスが足りなかった人達。
結構何人かいたんですよ。

ガラスの量の計り方がいけないのかな?
だってみんな家でやるから・・・

次回は学校でやれるように計画立てて。
目が届けば、ちゃんと指導しますよ。



今日は割り出ししないのですが、みんな型から離れないのがかわいかったです。

明日はキルンの授業。
いよいよ割り出し!   (T)
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by toyamaglass | 2009-11-19 20:52 | 授業
2009年 11月 17日

こっちもがんばってます

卒制奮闘人みつけました。
マシューさん?帰って来た?
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違いました。
何かでっかいものやってる。
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本人たちは真剣ですが、ちょっとかわいい光景。
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ほうほうー。
この学生さんもここに至までの準備計画しっかりしていました。
だからなんだか大変な作業も落ち着いてできています。
みんなすごいなーと思う今日この頃。
(O)
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by toyamaglass | 2009-11-17 17:12 | 日々
2009年 11月 17日

おおおおきいいいい

今年も卒制はじまってます。
この時期になると大物に挑んだ学生の窯入れに
そこらにいるスタッフや友情に厚いクラスメイトが狩り出されます。
今年の大物はこちら
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あまり大きさわかりませんね。
人と比べるとこのくらい。
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ではここに至までを逆さまに追ってみましょう。
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よいしょ。これは再チャレンジ
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なぜなら棚板われちゃったから。
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廊下を慎重に通ります。
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邪魔な木は所構わず切ります。

作っていたのは外です。
持てるかな?
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ちょっときつい
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リフト大が登場。リフト小も競演。
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今日はじまったわけじゃないですよ。型をひっくり返すのも大仕事。

さてさて窯入れは済みましたがまだこれは行程の一部。
この先もがんばって!
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(O)
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by toyamaglass | 2009-11-17 09:41 | 日々
2009年 11月 13日

お出かけ

今日の造形科1年生はキルンの授業ですが、窯入れが順調に終わったので、ちょっと休憩。
校外授業でリフレッシュです。


先ずは有形文化財の内山邸を見学。

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研究所のお近くで制作をされている漆作家 瀬尾 新 氏の展覧会が行われていました。
しかも、瀬尾氏が在廊。
開口一番「ガラスだけでなく、いろんな素材を学びましょう!どんどん手に取って、聞きたいことがあれば遠慮なく!」
気さくな方で、学生の質問にも細かく答えてくださいました。

参考で展示してあった「10年間使用したお椀」が、僕には特に印象的で、その何とも言えない漆の艶、透明感、奥行きときたら。
経年変化していく自然素材の魅力と、市販品の何倍にも厚く漆を塗られる氏ならではのこだわり。
ガラスには、この雰囲気ちょっと出せないかなー。

あんまり漆を見てたんで、内山邸のお庭は見る時間がなくなりました。




お昼は富山で今一番注目の公園。
環水公園で景色を眺めながらいただきました。

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曇り空が残念ですが、富山の駅裏とは思えない開放感が最高。
渋谷先生は、愛犬のお散歩で良く来られるそうです。





最後は大山町のVEGAへ。


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VEGAでは、村角創一さんの写真展を開催されていました。
またまた私見ですが、硬質な時間と空間を感じるような独特な写真。
新鮮でした。



もちろん、建物内部もしっかり見学。

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貫場さん、お忙しいのに案内ありがとうございました。





学生はなかなか出歩く時間が無いですからねー。
今日は、新しい富山がいろいろ見れました。

どうやら来週からは、講評会が続くみたい。
キルンの窯出しもありますよ。

さぁ、忙しくなりまーす。     (T)
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by toyamaglass | 2009-11-13 20:54 | 授業
2009年 11月 12日

君は流れの一部だ、でもアーティストであれ。

今日はHOTⅡのデモの時間を使ってプロダクションの雰囲気を味わいました。
先週クラス全員がカップのデザインをしてきて、
プロダクションとしてどれを作りたいか投票が行われました。
選ばれたのはこれ。ハンドルが下の方にあるのがポイント
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マーク先生が各ベンチに仕事を振り分けます
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重要なのは各ベンチが同じタイミングで仕事が済んで、
待っているだけのベンチがないこと。
みんなそれぞれいい感じで動いています。
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今日は2時間でしたが、仕事分担の微調整をしながら思ったよりスムーズに進みました。
みんな上手だなー。
最後のカップはみんなで見届けます
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だから最後になるにつれて各ベンチのデモンストレーション状態に。
見るのはなれてるけどみんなに見られるのは緊張しますね!!
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時間ぴったりに最後のカップが完成!
なかなかデザイン通りじゃないですか。いいですね。
今日できたのは14個。最初にしてはまずまずの出来。
(まあ最初の方のグラスは売り物にはなりませんが)
楽しかった!またやろう!
そしてマークさん。
「次々とこなして同じ作業をしていくことは技術の上達になります。
そしてそのリズムで動くことは楽しくもあります。
ただ1日中、毎日続けるとどうでしょう。少し脳みそが変になってくるときもあります。
回避方法として、いつでも自分がアーティストであることを忘れないでいましょう。」
そうそう、その通りと思いました。
学校にいる間、上手なコップが吹きたい気持ちもわかりますが、
学生でいるからこそできる、挑戦やアイディアも大切にしてください。
今日は珍しくいいこと言っちゃった。(O)
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by toyamaglass | 2009-11-12 13:07 | 授業
2009年 11月 10日

KILN1 窯入れ

今日は、造形科1年生のキルンの窯入れでした。

元々の予定より、窯入れ日を3日遅らせていましたし、みんな家でやってきたようなので、まぁまぁ順調。

夜の11時にはRUNできました。

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最初のキャストの窯入れは、毎年明け方までかかる名物行事ですが、今年はあっさり。
そうとう家で頑張ったみたいです。
よくやった!


原型→型取り→型組み→補強→洗浄→ガラスの量計測→ガラス用意→窯入れの準備・・・

手順の多さに閉口していましたが、物作りってこんなもの。
窯出し後も、まだまだ作業は続きます。
その労力に気持ちが負けないように、ここは踏ん張ってくださいねー。


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窯入れプログラムの入力。
慣れてしまえば簡単ですが、なかなか手が出ないのが「コントローラーのいじり方」。

今のうちに覚えないと、来年の1年生に使い方聞かれちゃいますからね。
説明書を片手に必死に覚えます。


型に不安がある人が正直何人かいましたが、ここはもう戻れません。
渋谷先生の毎年の決め台詞「あとはみんなで祈りましょー。」
無事にガラスは流れるか?型は割れないかな?

窯出しは18日(水)です。楽しみー。   (T)
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by toyamaglass | 2009-11-10 23:59 | 日々
2009年 11月 09日

GEN 行ってきました。

ガラス教育機関合同会議(GEN)に参加しました。
今年のホスト校は名古屋芸術大学!

ガラス教育機関合同会議ですから、もちろん会議が主体のイベント。
各校の情報や、意見の交換が行われます。

ですが、数年前から学生同士の交流も行われるようになり、今ではすっかり1年に1度のガラス教育機関のお祭になってます。


朝は、ピーター・アイビー氏のデモンストレーション。

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薄物を淡々と作る姿が素敵。
早朝全国を出発した学生達がたくさん詰めかけます。



その後は本題の会議です。
なんと今年から、助手会議も行われました。

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その様子。
先生方の会議は、ガラス界全体のお話しですが、助手会議は現場のお話し。

各校の助手・副手が一同に集まり、制作に関するゴミ問題や、道具の管理、メンテナンスのこと等々、情報交換をします。
初めて行われましたが、今後、身を結びそうな良い企画でした。




その後は、アート界の巨匠 金子潤氏とサーマン・ステイタム氏のレクチャー、交流パーティーと続き・・・


いよいよメインイベント、ゴブレットドロップです!

繊細なワイングラスを天井(約5m)から落下させるにあたり、破損しないようにガラスで保護構造体を制作。
学校対抗のメンツをかけた戦いです。
ワイングラスは、各校の教授が作ってますからこりゃ大変。

卒業がかかっていたり、焼き肉?がかかっていたりとみんな必死で制作しているようでした。

さぁ、我らが富山はというと・・・。



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こちらが1個目の作品。(わかりづらくてすいません。すごい人だかりだったもんで。)
なにやらタイトルはついていましたが、客席からは「爆弾」と言われていました。

大きな球体に、ワイングラスが閉じ込めてあるのが特徴です。


結果は

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粉!

いやー、5mって高いですねー。
「ホントに爆弾じゃん」
いやいや、そう言わないでください。頑張ってましたから。




そして2個目はこちら

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参加チームの中で唯一のプロペラ型。
これは期待できるか?

落下せずに、上に飛ぶとまでうわさされましたが・・・

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粉!

笑顔の向こう側に見える落胆。
もう、かわいそうでかわいそうで。


結果、富山は惨敗。
他校はいくつかのチームが成功していました。
どうやら2重構造というのがコツみたいですね。

来年も行われたら、リベンジしたいところです。



これにて2009のGENは終了。
同業者が開いたとは思えないイベントの完成度。
交流会以上の楽しみを味あわせていただきました。
普段、学校に閉じこもってる富山には、最高のイベントでした。

名古屋芸術大学さん、本当にお疲れさま。
そして、ありがとー。




来年は東京芸大。
そして再来年は、創立20周年をむかえるここ富山です!

どんなイベントになるかなー。    (T)



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by toyamaglass | 2009-11-09 12:02 | 日々